ポリプラスチックスは、世界中のお客様の技術イノベーションに貢献することを目指し、海外拠点を拡大しています。これまではアジアを中心にお客様への技術サポートを提供し、電子部品や自動車部品をはじめとするさまざまなお客様の製品の技術革新に貢献してきました。2012年にはアメリカにも営業拠点を開設し、2013年には技術サポート拠点(Technical Solution Center、 以下「TSC」)もプレオープンして現地のお客様の開発支援を行ってきました。その後、設備や人員が増強され、さらに現地のニーズに迅速かつ的確に対応できる体制が整えられたことから、今年度、Americas TSCとしてグランドオープンしました。

現地のお客様の近くで、細やかでタイムリーなご提案が可能に

技術サポート拠点をプレオープンした当初は人員体制も十分でなかったため、日本からの出張などで技術サポートに対応することもありましたが、時差の影響もあり対応スピードを十分に発揮しきれていない状態でした。

しかし設備や人員体制が充実したTSCがグランドオープンした今、お客様と直接綿密なコミュニケーションを取って詳細なニーズをお聞きし、それに合致する最適な物性の素材を迅速にご提案することが可能になりました。それによって実際の採用につながったケースも出てきました。（例：耐酸性POM。詳細はこちら）

従来の支援体制

Americas TSC開設後の支援体制

世界中に広がる技術サポートネットワークを活かして

当社５箇所目のTSCとなるAmericas TSCがグランドオープンしたことにより、当社の技術サポートネットワークが世界中に広がることになりました。今後も各TSCでは、現地のお客様の近くでタイムリーかつ細やかな支援を行うと同時に、このネットワークを活かして、グローバルに事業を展開されているお客様の一気通貫のサポートもご提供していきます。一例として、金型を中国で製作し、それを使ってアメリカやメキシコで成形を行うお客様には、当社のG.China TSCでお客様の金型製作をサポートし、Americas TSCでお客様の成形をサポートすることも可能です。

さらにAmericas TSCができたことで、アメリカに本社を置くメーカー様のグローバルモデル向けの材料登録も円滑かつ迅速に行うことが可能になりました。当社製品と、それを用いたお客様の製品の技術革新サポートをこれまで以上に世界中へ展開していくことができるようになったといえます。

TSCの支援体制の強み

• 現地での詳細ヒアリングに基づく、ニーズを捉えた提案
• 現地でのスピード対応
• 他国のTSCと連携した一気通貫の支援

世界のTSC拠点

例）各国に生産拠点をもつグローバル企業へのサポート