エンプラでなくては
実現できない価値を提供し、
持続可能な社会に貢献する。

エンジニアリングプラスチックは、化石資源からエネルギーを費やしてつくる貴重な素材です。
エンプラで社会に役立つ製品を無駄なく実現すること、
エンプラでなくては実現できない価値を提供することが
ポリプラスチックスの責務だと考えています。

「新しいこと」に対応し、
自らを変えながら挑戦を続ける

2019年度は、主要国間の貿易紛争など不透明な出来事が世界経済を徐々に冷やしました。今後もしばらく厳しい市場環境は継続していくと考えますが、そのような時こそ改めて自分たちを見直すタイミングです。当社は2020年度から始まる新たな中期経営計画をもとに、「新しいこと」に積極的にチャレンジしていきます。新規事業、新規市場の開拓では、EV・自動運転や次世代通信5Gを支える技術の開発、リサイクルしやすい素材の開発などが挙げられます。また、SDGsへの取り組みや設備機器のIoT化、人工知能を活用した生産体制など、新しい要素による組織内部の改革にも挑戦していきます。こうした「新しいこと」に挑戦する原動力は、世界中のポリプラスチックスグループ従業員です。すべての部門が協調し、自らを変えながら挑戦を続けられる企業でありたいと思います。

エンプラで循環型社会に貢献する

廃棄プラスチックによる海洋汚染が、社会問題として大きな注目を集めています。この問題の解決のため、循環型社会の実現、 サーキュラーエコノミーが標榜され、プラスチックを「使い捨て」する考え方からリサイクルやリユースを目指す方向に変わろうという社会的合意がなされつつあります。大規模なサーキュラーエコノミーを実現するためには、リサイクルしやすい材料が求められます。
このような社会の要請に対し、当社のTOPAS®COC樹脂はキーマテリアルになると期待されています。例えばペットボトルのリサイクルでは、ボトル本体とラベル素材を分離しなければなりません。COCとポリオレフィンを複合したラベルはボトル本体との比重差で水に浮くため簡単に分離でき、ラベル素材に求められる機能を単一素材(広義のオレフィン系樹脂)で実現できるためリサイクルも容易です。

通常エンプラは、ワンウェイ用途には使いません。しかし、当社が製造するエンプラが直接の原因ではなくても、私たちはこの問題をプラスチック全体の課題として取り組んでいきたいと思います。貴重な素材を長く大事に使う、そのためのソリューションを提供することは私たちが大事にしている価値です。循環型社会の実現に向けて、課題の解決に取り組んでいきます。

それぞれのお客様にとって、
最も信頼できるエンプラのサプライヤーであるために

私たちポリプラスチックスは、「エンジニアリングプラスチックスの無限の可能性を追求し、才能豊かな魅力あふれる人財の創出と、Innovationによる豊かな未来社会の形成に貢献する」ことを経営理念に掲げています。エンプラで社会に貢献する。この経営理念の実現に向けたあらゆる活動が、私たちのCSRの実践です。新しいことに挑戦しながらも、これまでと変わらない姿勢でお客様のものづくりに寄り添い、豊かな未来社会の形成に不可欠な製品を造り続ける。その誇りと責務を胸に、これからもそれぞれのお客様にとって最も頼りになるエンプラNo.1ソリューションプロバイダーを目指していきます。

代表取締役社長 塩飽俊雄