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2023

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2023.03.14

新たな長繊維セルロース強化樹脂の開発に成功 温室効果ガス排出量の大幅減が可能なPLASTRON® LFT の記事をWEBサイトに公開

ポリプラスチックス

ポリプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:塩飽 俊雄、以下、ポリプラスチックス)は、このほど「新たな長繊維セルロース強化樹脂の開発に成功 温室効果ガス排出量の大幅減が可能なPLASTRON® LFT」を自社サイトに公開しました。

 

▼ポリプラスチックス株式会社公式サイト
 https://www.polyplastics-global.com/jp/

▼新たな長繊維セルロース強化樹脂の開発に成功 温室効果ガス排出量の大幅減が可能なPLASTRON® LFT
 https://www.polyplastics-global.com/jp/approach/18.html

 

■今回の記事公開の意図
当社は、バイオマス素材であるセルロースを使用して、通常のガラス強化樹脂に比べて密度が小さく、温室効果ガス(GHG)の排出量を大幅に削減したPLASTRON® LFT長繊維セルロース強化樹脂を開発しました。機械物性はガラス強化材料とほぼ同等でありながら環境に配慮した製品開発が可能です。
本樹脂は自動車のドアモジュールやセンターコンソール、アームレストの芯材等として採用を見込んでいます。

 

■非可食バイオマス原料かつ樹脂補強材として適した特性を持つセルロースを使用
バイオマス原料のひとつであるセルロースは、生体内において植物や木材の形態を維持・保護する構造材料です。優れた分子構造・高次構造を有していることから樹脂補強材としての使用に適しています。
今回開発したPLASTRON® LFT長繊維セルロース強化樹脂は、廃棄物をほとんど発生させない「溶剤法」で作られた再生セルロース繊維※1を採用しています。

※1 天然のセルロースを湿式紡糸により連続繊維として取り出したもの(Regenerated Cellulose Fiber)

 

■今後の展開
本製品は来年度中の上市を目標にしています。サンプル提供も可能です。
当社では本プレスリリースでご紹介したPLASTRON® LFT G141Aのほかに、マスターバッチとして活用可能なPLASTRON® LFT PP-RF40-02(L7)をご用意しております。お客様のニーズに応じた最適な材料をご提案いたします。

 

■本記事に関連するSDGs目標